SEOの内部対策で確認すべき要素をまとめました
HTMLタグの最適化やURLの正規化など、内部SEOに欠かせない基本的な要素を網羅的にまとめました。この項目リストを活用して、Webサイトの評価や対策などに活用ください。
主要なHTMLタグの最適化
タイトルタグ
- 対策キーワードは含まれているか
- 特定のキーワードが過剰に含まれていないか
- 検索結果画面で途切れない文字数かどうか(30文字前後が目安)
- ページまたはサイトコンテンツを適切に表現する、魅力的な文言になっているか
- 対策キーワードが文章の前方に置かれているか
タイトルタグは、検索エンジンとユーザーの両方がページの主題を理解するために見る、ページの重要な要素です。
タイトルタグに関連するキーワードを挿入することで、検索エンジンからの評価に大きな影響を与えることができます。
また、ウェブサイトの各ページに適切なタイトル要素を配置することで、検索エンジンがサイト全体のコンテンツを認識し、分類するのを助けることができます。
メタディスクリプションタグ
- 対策キーワードは含まれているか
- 特定のキーワードが過剰に含まれていないか
- 検索結果画面で省略されずに表示される文字数(120文字以内)であるか
- ページまたはサイトコンテンツを適切に表現する、魅力的な文言になっているか
メタディスクリプションは、ウェブサイトのランキングを上げる際には考慮されませんが、検索エンジンの結果ページで表示され、概要の役割を果たすため、オーガニック検索によるクリック数にかなりの影響を及ぼします。
h1タグ
- ページ内容をテキストで端的に表しているか
- 対策キーワードが含まれているか
- 特定のキーワードが過剰に含まれていないか
- 見出しとしての役割を果たしているか
- ページ固有のものになっているか
h1要素は、HTMLの "h "要素ファミリーの中で最も重要な部分です。
この "h "は、"heading "の略です。h1要素は、titleタグと組み合わせて使用することで、検索エンジンがウェブサイトのコンテンツを正確にインデックス化するのに役立ちます。
h2タグ
- ページ内の中コンテンツの内容(中見出し)を端的に表しているか
- 特定のキーワードが過剰に含まれていないか
- 中見出しとしての役割を果たしているか
h2要素は、title要素、h1要素に次いで、Webページにおける見出しの重要性が高いとされています。
階層構造を維持し、繰り返しを避けることができるため、ページのパフォーマンスを最適化するために有効な手段です。
alt属性
- 特定のキーワードが過剰に含まれていないか
- 画像が表す内容を適切に言語化した文言であるか
HTMLのimg要素で画像の代わりに使われるこのテキストは、SEO対策としては微々たる効果しかありません。
それでも、アクセスしやすく、スパムがないようにすることが重要です。
URLの正規化について
www.有無の正規化
- www.有無いずれもアクセス可能であるか
- アクセス可能な場合、どちらか片方へ301リダイレクトが行われているか
- リダイレクトができない場合、自己参照のcanonicalで正規のURLが示されているか
- canonicalが現実的でない場合、WMTでクロール制御が行われているか
index.html有無の正規化
- index.html(index.phpなども含む)有無いずれもアクセス可能であるか
- アクセス可能な場合、どちらか片方へ301リダイレクトが行われているか
- リダイレクト不可能な場合、自己参照のcanonicalで正規のURLが示されているか
モバイル用URL・スマホ用URLの正規化
同じページ内容に複数のURLが付与されていると、検索エンジンはどれが一次ページなのか特定できず、本来統合されるべき評価が分散してしまう可能性があります。
404エラーページの最適化
- ファイルの存在しないページで正しく404が返るか
- 大規模サイトなどの絞り込みで、0件表示のものがインデックスされる設定になっていないか
- 404ページヘのリンクがそのままになっていないか(リンク切れが放置されていないか)
- 404ページは回遊しやすいようカスタマイズされているか
Webサイトの訪問者が、何の情報も含まれていないページに遭遇した場合、それは望ましいことではなく、HTTPステータスコードは、そのページが存在しないことを示す404エラーを示す必要があります。
内部リンク構造の最適化
グローバルメニューの最適化
- 主要なページにリンクしているか
- ナビゲーションが必要なページに設置されているか
サイドメニュー(サイドカラム)の最適化
- グローバルメニューをカバーするようなナビゲーションになっているか
- ナビゲーションが必要なページに設置されているか
フッターメニューの最適化
- その他のROSリンクをカバーするようなナビゲーションになっているか
- ナビゲーションが必要なページに設置されているか
パンくずリストの最適化
- ユーザーが辿って納得感のあるナビゲーションになっているか
- ナビゲーションが必要なページに設置されているか
その他の内部リンクについて
- 関連性のある・必然性のあるリンクであるか
- リンク先を端的に表したアンカーテキストであるか
- アンカーテキストに特定のキーワードが過剰に含まれていないか
ウェブクローラーによるサイト内の移動を容易にするために内部接続を強化すること(クローラビリティの向上)は、膨大なコンテンツを持つサイトにとって不可欠な作業です。
その他のチェックすべき要素について
サイトマップ(xmlファイル)の設置
XMLサイトマップを作成し、Google Search Consoleに送信すると、Googleの検索ボットに、探索すべきページとコンテンツの最終調整日が示されます。
XMLサイトマップは、検索エンジンがあなたのウェブサイトをクロールするのを助け、ページが見落とされるのを防ぐことができます。
ユーザー用サイトマップの設置
ユーザビリティを高め、検索エンジンのクロールを容易にするためには、ユーザー用のサイトマップを追加し、グローバルメニューなどから主要なページへのアクセス経路を訪問者に提供することが有効です。
robots.txtの設定
- robots.txtは正しく設置されているか
- 検索エンジンに認識させる必要の無い入力フォームなどが適切に制御されているか
- 検索エンジンに認識させる必要のあるディレクトリ・ページが設定されていないか
robots.txtファイルは、検索エンジンのクローラーがウェブページにアクセスできないようにするために使用します。
すべてのページをインデックスさせたい場合は、このファイルの作成は必須ではありませんが、より大規模なインデックス活動を行う場合には有効です。
まとめ
チェックリストで注意すべき点をまとめました。
技術的な内容も多く、エンジニアと話し合う必要があるため、このチェックリストのリンクを開発チームに渡し、見てもらうと良いでしょう。
最後にこの記事を作成するにあたり、参考にしたページを載せておきますので、より詳しい情報がほしい方は是非参考にしてみてください。